2025年、Z世代や20〜30代の女性の間で注目を集めているのが「進化系スイーツ」。フランス菓子のカヌレとスペインのチュロスを融合させた「カヌチュロ」や、美容フードの定番・アサイーをクレープに取り入れた「アサイークレープ」など、“人気スイーツ同士の掛け合わせ”によって新たな価値を生み出すスイーツが次々と登場しています。
🔥 カヌチュロとは？──カリモチ食感の新体験
「カヌチュロ」は、“カヌレ×チュロス”というありそうでなかった組み合わせから生まれたスイーツ。外はチュロスのようにカリっと、内側はカヌレ特有のもっちり食感が残るという、まさにハイブリッドな一品です。
丸の内にある「Papillon（パピヨン）」では、プレーン、抹茶、カスタードなど数種類のフレーバーを展開。スティック状の形で片手でも食べやすく、味だけでなく機能性・携帯性にも優れています。秋には「さつまいもカヌチュロ」などの限定商品も登場し、SNSで“＃カヌチュロ部”という投稿もじわじわ拡大中。
📸 Instagramでは「#カヌチュロ」で1.2万件以上の投稿が確認されており、女子高生や大学生を中心に“映えおやつ”として定着しつつあります。
🥣 アサイークレープ──ヘルシー志向に応える“スイーツ改革”
一方で、健康志向の高まりとともに人気が再燃しているのがアサイー。従来はボウルスタイルでの提供が一般的でしたが、最近はクレープとの融合で“手軽かつ栄養バランス◎”なスイーツとして再注目されています。
宮崎県に本店を構える「クレープティファニー」では、アサイーをベースにしたスムージー生地に、グラノーラや季節のフルーツ、ナッツ類を包み込んだ「アサイークレープ」を提供中。見た目にも華やかで、ビタミン豊富、腹持ちもよく、ダイエット中の間食としても人気です。
🔍 ポイントは“ヘルシーだけど満足感あり”というバランス感覚。Z世代は「低カロリー＝我慢」ではなく、「健康的に楽しく食べたい」ニーズが強くなっています。
💬 若者・働く女性たちのリアルな声
🎓 大学生・Aさん（20）
「カヌチュロは食べた瞬間、チュロスの軽さとカヌレの濃厚さが交互に来る感じでびっくり。甘さがしつこくなくて、友達と半分こしても楽しめました。しかも写真映え最強！」
👩💼 OL・Sさん（27）
「仕事が忙しい日でも、アサイークレープなら片手で栄養補給できて罪悪感ゼロ。仕事帰りに1つ食べて帰るのが最近の癒し時間です。美容と美味しさが両立するのって最高。」
🌟 なぜ今「進化系スイーツ」なのか？
進化系スイーツがここまで話題になっている背景には、以下のような社会的変化があります。
- “定番のアップデート”に飢えたZ世代：定番スイーツは知っているからこそ、そこに新しさを感じられる掛け算型の体験が刺さる
- 時短志向とスキマ時間消費：忙しい中でも手軽に楽しめるフォーマット（片手サイズ）が好まれる
- SNSでの差別化：「王道スイーツ」はすでに飽和しており、“一歩先”をいくビジュアルが求められている
スイーツも「選ばれるには理由が必要」な時代。進化系はその答えの一つなのです。
✍️ 筆者コメント
正直、最初は「カヌチュロ？アサイークレープ？また造語か…」と小馬鹿にしていました。でも一口食べて反省。甘さ・映え・機能性の三拍子、侮れませんでした。
特にカヌチュロは“カリモチ界の革命児”と呼ぶにふさわしい完成度。アサイークレープに至っては、「罪悪感なき爆食い」の新章突入を感じました。
次は何が来るんでしょうね？「モンブラン×たい焼き」？「プリン×餃子」？ ……うん、それは止めときましょう。
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